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生き物輸送

コザクラインコを、宅配便で輸送した。
最初譲渡の話が出たとき、生き物の輸送契約を業者と結んでいるショップから、出してもらえば簡単と安易に構えていたが、いざ送る段になって調べてみると、兵庫―仙台間の地上輸送は時間が掛かりすぎて無理だと分かった。

取り合えず手始めに、クロネコヤマトのペット輸送で見積もりをしてもらった。
大阪伊丹―仙台間を飛行機で輸送+半日程度で先方へ到着。この内容で、何故かわざわざ電話で返事が来た。「当社では動物の輸送は出来ないので、外注に委託します。お値段の見積もりは、4万5千円になります」と・・・・到底現実的な値段ではない。
後で気づいたが、このホームページは、ヤマトホームコンビニエンスとなっている。宅配事業とはまた別部門なのかも知れない。
こちらのサイトを参考にして、比較的近くに最寄店舗がある福山通運に電話をかけてみた。「動物の輸送を受けて貰えると伺ったのですが」と下手に尋ねると、女性事務員と思われる方が、「詳しい者に代わります」と、男性に交代した。経路が長いので「お断りさせて下さい」と言われたが、話は聞いてくれた。
次に航空貨物業者に聞いてみようと思いANAの空港貨物に問い合わせした。生き物は、寸法単価と重量単価を比較して高い方の値段が適用になるということ。プラケースの寸法で、およその見積もりが、千円余り。これはほぼ通常の荷物の50%増しの値段と考えて、大きく違いはないそうだ。代行業者の持ち込みもあるということだった。

こんぱまるへ出入りしているクロネコの運転手に聞けば、空港持込代行はしているとの由。(但し動物だとは聞かなかった。町内のクロネコに電話を掛けてみたが、たまたま電話を取る人がいなかったので、確認は出来ていない)
先日の福山通運に問い合わせると、声からして先日取り次いでもらった人と思ったが、空港への持込は可能だが、「動物」と一言いっただけで、断られた。福山通運は、表立って受け付けていないのかも知れないので、依頼するときは根回しが必要なようだ。営業所によっても異なるかも知れない。
その次に電話したのが、西濃運輸。驚いたことに、営業所持込+送り先の営業所留めで引き取りという扱いであれば、飛行機で中継ぎをして、生体の運送を引き受けてくれるのだった。今回は空港留めで扱ってもらったが、午後6時過ぎに梱包を済ませて、7時半頃に持ち込み。翌朝9時過ぎに仙台空港着で、程なく受け取ってもらうことが出来た。待機時間込みで12時間以上掛かっているが、正味の移動時間は3時間程度と思われる。
梱包は小ケージに鳥を入れ、水分補給用のリンゴを一片入れ、暗くして鳥を落ちつかせるためにケージに合わせたダンボール箱に、空気穴を開けて詰め物をして密封する。
輸送代金は、消費税込みで¥2,968- 飛行機代を除いても¥1,500- 余り。空港まで持ち込んだら、ガソリン代だけでもそれくらいかかる事を思えば、安いと思った。2kgまでの重量は同じ金額のはず。
到着時死亡の保証は出来ない旨の誓約書にサインが必要。積荷の上部から転落したり、入れ物の天地が逆になることの有無を尋ねると、「なるべくそのようなことがないように、場所も適した所を選ぶようにはします」ということだったが、これはむしろ誠実な対応なのだと思うことにした。生きた動物だということは、箱に大書してくれる。生き物に対する保証付きのサービスを望むと、梱包時の確認や、獣医師による健康診断書の添付なども必要になってくるだろう。最初から死んだ動物や、死にかかった動物を輸送して、保証を求めようとする悪質な者も、相当に出てくるだろうから。
ペットの医療保険サービスは、定着する可能性があるのかも知れないが、過去におけるペットの生命保険は、組織的な保険金詐欺が行われるので、根付かなかったと聞いた。

これまでに二度、空港から犬を送ったことがあるものの、運送会社を利用して小動物を送るのは初めてだったので、海外からの鳥の輸入のことを、現実問題として考えてみるきっかけになった。
シンガポール便だと、空輸時間が5時間程度。現地の空港へ3時間前程度に入る必要はあるらしい。国内に入ってからも、検疫の必要な種類だと結構時間がかかることになる。こんぱまるの場合、午前中にチェックが終わった時は、大阪店を経由して、その日の内に各店舗へ送られていくらしい。(それゆえ見ることが出来なかったローリーも多い)
まだヒナの内に、結構な負担を強いられているのだなぁと認識すると、挿し餌が日に何度も必要な小さな子を輸入便で欲しがるのは、ほどほどにすべきだなぁと思った。
ウルマは、ショップの店頭に通っている一週間のうちに、どんどん産毛が取れて成長していったから、推定月齢が(最初見たときに)一月半だと計算した。これは家の鳥の中で一番幼い。
(他は、照島が一番早くて2ヶ月、ガーラとアバサは2ヶ月半、チャクラ&パナは4ヶ月半)今更ながら、ようこそ無事に日本に来てくれた、と感慨も深い。
by kimunegosiki | 2005-05-27 18:43 | インコ


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