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R戦略とK戦略

ヒインコ科のインコの多くが、殆ど2つの卵を産み育てることに、興味や疑問を感じたことはありませんか?他の種類のインコがどうなのか?は余り知らないけど、この際それを抜きにしても多い数と言えないでしょう。猛禽類や鳩など、他にも少なからずいるようですけれどね。
卵の数に関連するサイトや、実例があれば、是非教えて頂きたいところだけど、キジ・カモ類等、卵から孵って羽毛が乾けば直ぐに親について移動できる早熟な種類は、多くの子を連れて移動する様が、記憶に鮮やかなところです。一方殆どのペンギン種が、2つの卵を生み育てるなかで、コウテイペンギンとオオサマペンギンは一つの卵しか産みません。コウテイペンギンは、南極で冬季に子育てをする唯一の種類で、片親が死んだらヒナが生きながらえる可能性は、万にひとつもないのだから、無理からぬところでしょうね。(卵を産んだ雌は、牡に抱卵を任せて、遠い海まで栄養を充填しに行く。二ヶ月間飲まず食わずで卵を抱いてヒナを育てる牡は、雌が帰ってこなければ、育児を放棄するしかない)
ペンギンのQ&A

たまたまこのような生物学用語を知りました。
R-K戦略説
http://ja.wikipedia.org/wiki/R-K%E6%88%A6%E7%95%A5%E8%AA%AC

興味深いことが書かれているので、是非読んでもらいたいのだけれど、ローリーの生息環境は、主として熱帯雨林だし、子供が小さい形では、生存率がない環境下なのかな・・・と思った次第。花蜜を求めて移動したりするのだろうからね、詳しくは知らないが。他方渡りをするツバメは、数打ちゃ当たる式のR戦略を選んだ訳だ。
長い目で見れば、進化の方向性を間違えて、衰退や絶滅してしまった動物もいるけれど、(鹿の仲間は、毎年角を落とすことにエネルギーを費やす為に、牛やカモシカの仲間ほど、広範な生息域を持っていないとか、ネコ科動物は、犬科よりはるかに進化に適応したため、歯の数が減っているとか)一つの時点で見れば、産子数と種族の数の維持というのは、バランスが取れている筈だ。(そうでなければならない)しかしK戦略を選んだ生き物が、何かの外的要因で種の数を減らしてしまったら、立ち直るのが難しいということでもあるな。大量絶滅が起こった。リョコウバトもその例にもれなかったようだ。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%AA%E3%83%A7%E3%82%B3%E3%82%A6%E3%83%90%E3%83%88


※ 更に一夫一妻制のインコは、雌雄比がほぼ同一でなければならない理屈なのに、ゴシキセイガイでは牝が少ないと感じる事が多い雰囲気だ。牝は卵を産む――それにまつわるトラブルが多い(ような気がする)――できることならその心配のない牡を飼いたい・・・という、飼い主さんは多いようで、理屈は分かるのだけど、感覚的に納得しきれない部分があるのが正直な気持ち。(牡である事が分かって、胸を撫で下ろす場面を見ると)犬飼いと随分違う点だからかも知れない。
by kimunegosiki | 2005-05-31 17:39


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