今年の年賀状

b0035015_12117100.jpg
お役目を終えた今年の年賀状。日本犬6犬種を選びました。(クリックで拡大)

左上から  秋田犬牝、北海道犬(アイヌ犬)牡、四国犬(土佐犬)牡
真ん中   甲斐犬牡、甲斐犬牝
右上から  紀州犬牝、柴犬牡、紀州犬牝

黒毛や胡麻毛の犬の写真も選びたかったのですが、絵的にまとまりませんでした。
甲斐は別にして、ほとんど展覧会で撮影した優れた犬ばかりです。
秋田は、秋田犬協会の展覧会を一度見に行ったことがあるのですが、秋田犬保存会・秋田犬協会の全盛期は、昭和50~60年台だったのでしょうか? 目についた犬は、鈍重な重い犬。胸幅が狭く足が長いバンビみたいに背が高いひょろ長い犬。足の白い部分がストッキングのように肘近くまで上がったり、顔は目の上まで白くなって、赤毛ではなく斑毛に見えてしまう犬が目立ってあまり感心しませんでしたので、個人的に好きな顔だった一般家庭のペットの写真を使いました。

甲斐はうちの駄犬ですが、下の写真には一つエピソードがあります。今から20年近く前、甲斐犬の故郷を訪ねて、山梨県の塩山、芦安、西山、といった辺りを犬連れで回わりました。当時はまだ、そこいらを歩いている野良犬や繋がれて飼われている犬も、虎毛の甲斐犬雑種ばかりでしたが、一番優れた甲斐犬が多くいたという芦安で一泊し、翌朝散策していると、どうにも雑種だけど、ちょっと素敵な虎毛犬が放し飼いになっていました。触れさせるところまでは寄ってきませんでしたが、木の枝をくわえて家の犬を遊びに誘い、軽快に走って楽しげでした。
写真はその時にに写した家の『六甲の梓姫』で、左後肢を少し引いているため、足が3本しか写っていないのが残念ですが、緊張してちょっといい恰好をしています。

b0035015_1241062.jpg
旅行の最後に甲府に立ち寄り、小林君夫先生にこの犬を見てもらいました。
神経質で警戒心が強い性格が、この時はまだ直っていなかったのもありますが、先生の所は動物病院なので、いろいろ犬からみて怪しい匂いや気配に満ちていたのでしょう。怯えて良いところなしでした。
この時の先生の言葉が忘れられません。
小林先生は、「この犬の一番の欠点は、虎毛が悪いことです」と言われました。私は、自分の犬は美しいと信じていたので、理解に苦しみました。
先生は、「悪い犬ではないのでガッカリしないで下さい」と前置きした上で、「肩口の所や腹部に白っぽい薄い色の毛があるのは好ましくありません。良い甲斐犬は虎毛一枚でなれけばならず、ボケ白があってはいけません。この犬は良いものですが、だからこそ虎毛が気になるのです」と言われました。

その後、小林先生に芦安で撮った写真を送付する機会がありました。芦安にいた虎毛のことも気にされて、直ぐに見に行かれたそうですが、確か交通事故に遭って、既に死亡していたと伺ったように思います。そのあと神戸の私の犬の先生の所に電話があり、梓姫の写真を差して興奮しながら、「これはどこの犬ですかっっ?」っておっしゃられるので、「小林先生、貴方がボロクソにけなした犬ですよ」と答えられたといいます。写真写りの方がいいなぁーと言われたとか、言われなかったとか(笑)
まぁこうしたことがあって、WAN という当時発行されていた犬雑誌の犬種紹介のカラーページに梓姫の写真が2葉使われ、その後小林先生が自ら印刷発行された甲斐犬のパンフレットにも、それと同じ写真が利用されています。他にもっといい犬はいなかったのですかねぇ~(笑)
[PR]
by kimunegosiki | 2006-01-11 13:26 |


<< ウルマ フォー 買ってはいけない >>